「糸リフト」は顔のたるみを改善し、若々しい印象を取り戻すための施術です。しかし、施術後に腫れが出るのではないかと心配する方もいるかもしれません。糸リフトは個人差があるものの、腫れやダウンタイムが比較的少ないとされている施術です。この記事では、糸リフトの腫れる程度やダウンタイム、施術後の経過について詳しく解説します。
糸リフトとは
糸リフトとは、手術なしで顔のたるみを引き上げる方法です。特別な溶ける糸を皮膚の下に入れることで、たるみを持ち上げ、若々しい顔立ちにできます。切らない施術のため、リスクが少なく、回復も早いのが特徴です。
幅広い世代に人気があり、特に顔を若返らせたり、小顔にしたい方に好まれています。さらに、糸の周りに新しい組織が形成されることで、糸が溶けた後も引き上げ効果が続くのも魅力です。
リフトアップ効果が見込める!
糸には小さなトゲのような突起が付いており、これが皮膚の内側に引っかかって引き上げられる仕組みです。これにより、ほうれい線や口元のしわが目立たなくなり、たるみが改善されるため、顔の輪郭もスッキリします。
さらに、この糸はコラーゲンの生成を促進するため、挿入された後でも効果が持続します。コラーゲンは肌のハリと弾力を保つために重要な成分です。時間が経つと、糸が体内に吸収されますが、コラーゲンの生成が続くことで肌が引き締まり、健康的なつやのある肌を維持できます。
どのくらい効果を持続できるのか
糸は時間をかけて体内に吸収されます。そのため、リフトアップ効果が持続するのはだいたい1年から1年半と言われています。
この期間が過ぎると、徐々に効果が薄れてくるため、定期的に施術を受けることがおすすめです。ただし、使用する糸の種類や個人の肌の状態によっても効果の持続期間は異なる場合があります。最適な施術方法や使用する糸の種類については、クリニックで相談すると良いでしょう。
糸リフト施術後のダウンタイム期間
糸リフトは、糸を通すことで皮下組織が一時的にダメージを受けるため、その回復期間を「ダウンタイム」と呼びます。少しずつ回復しながら効果を発揮するため、焦らず体の回復を待つことが重要です。
施術直後から当日
皮膚の下に糸が挿入されたことで、腫れや痛み、むくみが出ることがあります。口を開けるのが難しいと感じることもあるかもしれません。これらの症状は時間とともに和らぎますが、痛みを和らげるための薬や、腫れを抑えるための薬を使うと良いでしょう。
施術後2~3日
一番辛い時期になることが多く、皮膚がダメージを受けたことから腫れや内出血が見られることがあります。この時期には、糸が馴染むまでに強い引きつれ感があり、再び口を開けるのが難しくなることがあります。ただし、メイクをして隠すことは可能です。
施術後1週間
腫れやむくみは引いてきて、リフトアップの効果を感じやすくなります。ただし、顔を動かしにくかったり、口を開けにくかったりする感じはまだ残っているかもしれません。この時期には、傷口がかさぶたになることがあるので、無理に剥がさないように気を付けましょう。
施術後2週間
2週間目になると、腫れや内出血が徐々に治まってきます。内出血の色は赤紫色から黄色っぽく変化し、最終的には自然な色に戻ります。また、この時期には糸が肌に馴染み始め、口の動きが楽になるでしょう。
施術後3週間
施術から3週間が経過すると、ほとんどの引きつれ感や腫れはなくなり、顔が元の大きさに戻ってきます。ただし、まだ完全には治っていないため、無理な動きを避けることが大切です。糸の本数や個人差により回復に時間がかかることもあります。
施術後1ヶ月
1ヶ月が経過すると、ほとんどの場合、すべてのダウンタイムの症状がなくなるでしょう。もし気になる症状が残っている場合は、施術を行ったクリニックに相談してください。
痛み・腫れのピークはいつ?
一番腫れが強くなるのは、施術直後から3日目までの間です。その後は徐々に腫れが引いていきます。痛みも同じで、麻酔が切れると痛みが強くなりますが、3日目を過ぎると次第に和らいできます。
腫れを長引かせないために
糸リフトを受けた後の回復期間は、最初の1週間が特に目立ちやすく、3週間くらいでだいぶ落ち着きます。個人差はありますが、1〜2週間くらいの予定を見ておくと安心です。
2週間もすれば、施術を受けたと気づかれないくらいに回復します。糸リフトは、切開フェイスリフトに比べて回復期間が短く、体への負担も少ないので、長期間の休暇を取るのが難しい人にも向いています。
ただし、回復が予想以上に長引くこともあるので、その点も考慮してください。その理由の一つは引き上げの強さです。状態や希望に合わせて糸の強さは調節されますが、強く引き上げると、術後に皮膚が引きつれてしまうことがあります。この引きつれが長引くと、回復期間(ダウンタイム)が延びてしまうことがあるのです。
それとは別に、回復期間中の注意事項を守らないと、ダウンタイムが長くなることがあります。以下の点に注意してください。
- 患部に触れない
- 口を大きく開けない
- 血行を促進させない
患部に触れない
糸リフトの施術を受けた後、患部に触れるとさまざまなトラブルが生じる可能性があります。施術直後は糸を挿入した部分が非常に敏感で、無意識に触れてしまうことが腫れや内出血、むくみ、そして不快な引きつれ感を引き起こすかもしれません。これは、施術により皮膚の下の組織がダメージを受けているため、外からの刺激に対して非常に反応しやすい状態になっているためです。
特に指で押すような強い指圧やフェイスマッサージは避けましょう。施術後1〜2カ月間はこれらを控えることが重要で、十分な注意が必要です。糸が皮膚の組織にしっかりと馴染む前に外部から刺激を与えると、回復が遅くなるだけでなく、糸が外れる原因になることもあります。
口を大きく開けない
糸リフトの施術を受けた後、特に最初の一週間は、糸がまだ完全に馴染んでおらず、口を開けるのが少し難しい状態が続きます。この時期に大きく口を開けてしまうと、皮膚の下の組織に負担をかけ、回復が遅れてしまうかもしれません。また、大きな口を開けることで糸が外れるリスクもあります。そのため、施術後の一週間はできるだけ口を大きく開けないように注意することが重要です。
大きく笑わないように注意し、硬い食べものも避けるようにしてください、歯科治療も大きな口を開ける必要があるため、施術後1ヶ月が経過するまで控えましょう。これにより、糸がしっかりと組織に馴染むまでの時間を確保し、回復をスムーズに進められます。
血行を促進させない
糸リフトの手術を受けた直後、患部は回復するために非常に敏感な状態です。この時期に、特定の行動を取ると、治りかけている部分にさらにダメージを与えてしまい、回復期間が長引くかもしれません。血行を促進させる行動をすると、患部が腫れたり、内出血が悪化したりするリスクが高まります。また、傷口から出血するリスクも上がります。
糸リフト施術後の一週間は特に注意が必要です。アルコールは血流を良くし体温を上げるため、内出血や腫れ、赤みを悪化させる可能性があります。一方、喫煙は血流や酸素の運搬能力を低下させ、傷の治りを遅くすることがあります。したがって、飲酒や喫煙は控えましょう。
また、施術後すぐは激しい運動を避けて安静に過ごしてください。シャワーは問題ありませんが、サウナや長いお風呂に入るのは避けましょう。これらは血流を促進し、痛みや炎症を引き起こす可能性があるためです。軽い運動であれば大丈夫ですが、腫れや痛みがある間は運動を控えた方が良いでしょう。
ダウンタイムを短くするためのポイントは
個人差はありますが、挿入した糸の種類や本数によってもダウンタイムの期間は異なります。一般的には1ヶ月程で落ち着くことが多いです。とはいえ、1ヶ月のダウンタイムは長いと感じる方も多いでしょう。ダウンタイムをできるだけ短くするためには、以下のポイントに注意して過ごしましょう。
- 腫れや痛みを冷やす
- 食事に注意する
- 無理な運動を避ける
- 歯科治療やヘアカラーを控える
これらのポイントを意識して過ごすことで、少しでもダウンタイムを短くする手助けになるでしょう。
腫れや痛みを冷やす
糸リフト後は、顔に腫れや内出血、むくみ、そして引きつれが起こることがあります。施術直後は、特に腫れと内出血が強く出やすくなります。これに伴い、痛みや熱感が現れるかもしれません。
痛みについては、施術後に処方される痛み止めを使うことで緩和できますが、それでも施術から2〜3日後には腫れや内出血のピークが訪れ、強い痛みや熱感が感じられることがあります。
腫れや痛みの症状を緩和するためには、患部を冷やすことが効果的です。ただし、冷やしすぎは逆効果になるため、痛みや熱感を感じたときに、5分程度を目安に冷やすと良いでしょう。
食事に注意する
固い食べ物や大きく口を開けるような動作を避けてください。たとえば、ゼリーやお粥などの柔らかいものがオススメです。また、飲酒は血行を良くするため、腫れや内出血が悪化する可能性があるので、施術後1〜2週間は控えましょう。
無理な運動を避ける
サウナや長風呂、激しい運動は避けてください。これらは体温を上げ、血行を促進するため、腫れや内出血が長引くことがあります。顔のマッサージや美容機器の使用も、糸が安定するまで控えた方が良いでしょう。施術後1ヶ月は刺激を避けることが理想です。顔を触る際も、できるだけ優しく行いましょう。
歯科治療やヘアカラーを控える
歯の治療やホワイトニングも施術後1ヶ月は控えましょう。診察時に口を大きく開ける必要があるため、痛みが伴うことがあります。事前に歯科治療を済ませておくと安心です。
パーマやヘアカラーも感染のリスクがあるため、施術後1〜2週間は避けてください。化学薬品が傷口に触れると、赤みや痛みが悪化することがあります。
糸リフトのデメリットは?失敗例や施術後のリスク
糸リフトは、他の美容施術と同様にいくつかのリスクやデメリットも存在します。事前にその点をよく理解してから施術を受けることで、施術後に後悔したり失敗するリスクを減らし、理想的なフェイスラインを形成できます。
- 効果に期限がある
- たるみが強い場合効果が見込めない
- 糸が切れることがある
- 施術後の生活に注意が必要
これらの点を事前に知っておけば、満足のいく結果を得るための準備が整います。
効果に期限がある
施術後の効果は、使用する糸の種類によって異なり、短くて6ヶ月、長ければ5年ほど持続することがあります。長期間効果を維持したい場合は、定期的なメンテナンスが必要です。
たるみが強い場合効果が見込めない
重度のたるみには効果があまり期待できません。糸リフトは軽度のたるみには有効ですが、たるみがひどい場合や皮下脂肪が多い場合には効果が薄く、外科的に皮膚を切除する手術の方が適していることもあります。自分の症状に最適な方法を選ぶために、施術前に医師としっかり相談することが大切です。
糸が切れることがある
フェイスマッサージや口を大きく開ける動作で糸が切れてしまうことがあります。糸が切れても即座に効果がなくなるわけではありませんが、持続期間に影響を与える可能性があります。
施術後の生活に注意が必要
ダウンタイムを悪化させないためや、効果を長持ちさせるためには、術後の生活に気をつける必要があります。たとえば、長時間の入浴や激しい運動、過度の飲酒は避けないといけません。また、洗顔やメイクの際には顔に強い刺激を与えないようにしましょう。
糸リフトの失敗例
糸リフトの施術はリスクが低いですが、失敗例もあります。これらは通常、時間と共に改善しますが、場合によってはダウンタイム(回復にかかる時間)が長くなることもあります。
- 肌の表面が凸凹になる
- 糸が見える
- 髪が抜ける
- 仕上がりが不自然
- たるんで見える
- 顔の動きが不自然
- 痛みや違和感が続く
- 感染する
気になる症状が続く場合や感染が疑われる場合は、必ず医師に相談して適切なアフターフォローを受けるようにしましょう。
肌の表面が凸凹になる
糸リフトに失敗すると肌の表面が凸凹になることもあります。これは、糸を挿入する深さが適切でないことが原因です。施術後しばらくすると凸凹は改善することが多いですが、2〜3週間経っても改善しない場合は医師に相談してください。自分の顔に合った糸を選ばないと、アレルギーが起こる可能性もあるため、カウンセリングをしっかり行いましょう。
糸が見える
施術後に糸が肌から透けて見えることもあります。これは、太い糸を使っている場合や挿入位置が浅い場合に見られます。皮膚の厚みに合った適切な位置に処置を行うことが重要です。
髪が抜ける
使う糸の種類や挿入の方法によっては、髪の毛が抜けたり、禿げることがあります。これは、糸を固定する時に毛根を傷つけてしまうためです。
また、糸を固定する際に皮膚を強く引っ張りすぎたり、血行不良が起こったりすることでも、施術後しばらくして髪が抜ける場合があります。これを防ぐためには、適切な位置に糸を挿入しないといけません。
仕上がりが不自然
仕上がりが不自然だったり、左右差があったり、理想と異なることもあります。これは医師の技術不足やカウンセリングが不十分な場合に起こります。理想に近い仕上がりにするためには、医師とのコミュニケーションが大切です。
たるんで見える
肌がたるんで見えたり、施術の効果が期待できなかったりすることもあります。これらは、リフトアップの引き上げ具合が不十分だったり、技術力のある医師を選ばなかった場合に起こります。
顔の動きが不自然
糸リフトを受けた後、表情が不自然に見えることがあるのは、引き上げられた糸がまだ馴染んでいないためです。具体的には、口を開けるのが難しかったり、笑顔が引きつったように見えたりします。これは、糸が強く引っ張られすぎた場合によく見られる現象ですが、多くの場合、時間とともに糸が馴染んで自然な表情に戻ることが期待できます。
また、これはダウンタイム中の一時的な症状でもあるため、2〜4週間様子を見るのが良いでしょう。ただし、1ヶ月以上経っても引きつれ感が残っている場合は、施術が上手くいっていない可能性があるので、専門の美容外科に相談することをおすすめします。早めの対応が大事です。
痛みや違和感が続く
施術後は、麻酔が切れるとともに痛みが出てくることがあります。糸が入っている部分を押さえるとチクチクとした痛みを感じたり、表情を動かすときにわずかな痛みを感じることが一般的です。これらの痛みは生活に大きな支障をきたすほどではありませんが、気になる場合は痛み止めを服用できます。
通常、痛みは2〜3週間で徐々に引いていきますが、1ヶ月以上経っても痛みが続く場合は、施術がうまくいっていないかもしれません。これは、糸を引き上げる力が強すぎたり、糸を入れる場所が深すぎることが原因で起こることがあります。
感染する
糸リフトを行う際、体内に特殊な糸を挿入することで、感染症やアレルギー反応が発生する可能性があります。この糸は時間と共に溶けますが、異物を体内に入れるという点でリスクは避けられません。特に髪の毛が一緒に入ってしまうと、そのリスクは高まります。そのため、治療前にこめかみ付近の髪の毛を剃ることもあります。
また、糸を入れる際やその後に雑菌が入ると、感染症が起こり、化膿や炎症を引き起こすことがあります。これを防ぐためには、衛生管理がしっかりした医師や美容外科を選ぶことが重要です。もし、糸が入っている部分やこめかみ付近に熱感や強い痛みが感じられた場合は、すぐに主治医に相談してください。早期の対応が大事です。
糸リフトで使用される糸の種類の特徴
糸リフトに使われる糸には、いくつかの種類と素材があります。それぞれの糸には特徴や持続期間が異なります。施術を受けるクリニックによって、使用される糸の種類が異なるため、希望するリフトアップ効果に応じて最適な糸を選ぶことが大切です。
コグ(トゲ)
糸リフトに使われる糸には「コグ付き」と「コグなし」の2種類があります。コグ付きの糸は、皮膚組織をしっかりと掴んで引き上げるため、リフトアップ効果が高いです。特に、たるみ改善やフェイスラインのリフトアップに効果的です。ただし、トゲが大きいと皮膚に凹凸ができやすくなるため注意が必要です。
溶ける糸と溶けない糸
溶ける糸は、時間が経つと体内に吸収されて消えるため、異物が残らないのが特徴です。しかし、リフトアップ効果は6〜12ヶ月程度で徐々に薄れていくため、効果を持続させるには定期的な施術が必要になります。一方、溶けない糸は長期間効果が持続しますが、体内に異物が残るため、慎重に選ぶ必要があります。
代表的な素材
●ポリデオキサノン(PDO/PDS)
外科手術で使われる糸の一種です。美容施術で使われる場合、1年から1年半ほど肌を引き上げる効果があります。その後、この糸は少しずつ体内で溶けて吸収されていきます。効果の強さは中程度で、一般的に用いられる糸です。
ポリジオキサノンは、例えばテスリフトやトゥインクルリフトといった施術で使用されます。治療後には、顔に腫れや内出血が見られることがあり、その症状は1〜2週間続くことがあります。また、施術後数日間は顔に引きつれ感やツッパリ感を感じることがありますが、糸が馴染んでくるとそれらの違和感は薄れていくでしょう。
●ポリプロピレン(PP)
ポリプロピレンは、外科手術で使われることがあります。ポリジオキサノンと違って、溶けずに体内に残るのが特徴です。リフトアップ手術などで使われることが多く、手術後も効果が長く続きます。ただし、弾力性がないため、施術後に突っ張る感じや違和感を覚えるかもしれません。
施術直後には、腫れや浮腫み、内出血といった副作用が出ることがありますが、大抵の場合は2週間ほどで落ち着きます。また、施術後しばらくは口を動かすと痛みが出ることがありますが、1ヶ月も経てば気にならなくなるでしょう。
●ポリカプロラクトン(PCL)
ポリカプロラクトンは、しなやかで柔らかい糸で、時間をかけて体内に吸収される性質があり、主にリフトアップ手術に使われ、効果は2〜3年間持続します。特にトゥインクルリフトやVOVリフトといった手術で利用されています。
手術後の痛みはほとんど感じない上に、腫れや内出血も少ないのが特徴です。腫れや内出血が起こっても、メイクで隠せる程度で、3日ほどで落ち着きます。また、糸を挿入した部分に触れると一時的に痛みを感じることがありますが、2週間もすれば気にならなくなります。
●ポリ乳酸(PLA/PLLA)
ポリ乳酸は、植物由来の硬い糸で、時間をかけて体内に吸収されます。施術に用いられると、コラーゲンの生成を促し、肌の引き締め効果が約2年間持続することが特徴です。この素材は、Zリフトやコラーゲンリフトといった手術で使われています。
施術後のダウンタイムはほとんどなく、わずかに腫れや内出血、一時的な突っ張り感や引きつれが起こることがありますが、1週間ほどで気にならなくなるでしょう。
代表的なものにBNLS3Dメッシュリフトがあります。
BNLS 3Dメッシュは、メッシュ状の糸と、コグ(小さな棘)が付いた糸を組み合わせており、このコグがたるんだ皮膚をしっかりと引き上げます。さらに、このメッシュ状の糸が皮下組織と一体化することで、リフトアップした状態を保ちます。
治療直後は、コグによるリフトアップ効果があり、さらに時間が経つとメッシュ状の糸と組織がしっかりと結びつくことで、効果が長持ちすることが特徴です。このメッシュの糸は広い範囲で組織を刺激し、コラーゲンの生成を促進するので、肌の引き締めや若返り効果も期待できます。
従来のメッシュ糸は、糸が溶けやすくメッシュ状を保つのが難しかったのですが、BNLS 3Dメッシュはよりしっかりとした作りで、長期間効果が持続します。
この治療法は皮膚を切らないため、施術後の腫れや痛みが少なく、傷跡も残りません。糸を挿入してから2週間ほどで、メッシュ部分に組織が入り込み、コラーゲンやエラスチンが生成されることで美肌効果も得られます。糸が溶けた後もリフトアップ効果は持続します。
料金について
糸リフトの料金は、クリニックによって違いがありますが、一般的には1本あたり5万円から10万円ほどかかります。オーロラクリニックでは1本4万円で提供しております。
糸リフト 1本 | 40,000円 |
糸リフトは医師選びが大切
糸リフトは手軽に受けられる魅力的な施術ですが、成功させるためには信頼できるクリニックと医師を選ぶことが欠かせません。失敗を避けるためには、経験豊富で技術力の高い医師がいるクリニックを選ぶことが重要です。
当院の紹介
オーロラクリニックは、全ての方々に美容医療を身近に感じていただけるよう、常に心掛けています。初めて美容クリニックを利用する方々の不安を取り除き、誰もが安心して来院できるクリニックであることを目指しているクリニックです。クリニック内には、完全個室の待合室や広い施術室を設けることで、プライバシーの保護とリラックスした環境を提供しています。
最新のAI美肌診断機VISIAを用い、10万人の肌データを基にエビデンスに基づいた高品質な治療を実現しました。リーズナブルな価格設定にもかかわらず、最高品質の機器と技術を使用することで、多くの方々から高い評価を得ています。
豊富な施術メニューにより、各々の悩みに応じた最適な治療プランを提案し、納得いくまでカウンセリングを行い、来院時から施術中まで完全なプライバシー保護を徹底し、安心して美容医療を受けられる環境を整えています。まずは、ご相談ください。オーロラクリニックでは、一人ひとりの「かわいい」「キレイ」を追求し、より多くの方々に自信と満足を提供します。
まとめ
糸リフトとは、顔のたるみを改善するための美容施術です。施術後には一時的に腫れることがありますが、多くの場合、その腫れは数日で改善し、普通の生活に戻れます。この施術の良いところは、回復期間が短く、効果が早く見られることです。ただし、自分の体質や生活に合った施術を受けるために、事前に医師としっかり相談することが大切になります。この記事を参考にすることで、糸リフトについての理解が深まり、安心して施術を受ける準備ができるでしょう。
医師コメント
糸リフトは、「たるみが気になってから」行うというのが一般的ですが、比較的若い方のほうが効果を実感しやすいです。 糸リフトの効果が長続きしやすいからです。また、脂肪が極端に薄いような方は、糸リフトをすると少し不自然になってしまう場合もあり、場合によっては、ヒアルロン酸を必要な部分に打たないといけない場合もあります。 逆に脂肪が多いタイプは、効果を実感できないような場合もあるので、必ず施術する医師と十分なカウンセリングをする必要があります。
◾️監修
山下 真理子(やました まりこ)
職業:医師
専門分野:皮膚科
◾️経歴
京都府立医科大学医学部医学科 卒業 / のべ10年以上の美容皮膚科勤務を経て、現在はくみこクリニック北山院に勤務している。コロナ以前は、大阪医専にて、医療従事者の教育にも関わった経験がある。
◾️専門領域
医療 > 外科・内科以外の診療科 > 美容皮膚科
当コラムの掲載記事に関するご注意点
1.当コラムに掲載されている情報については、執筆される方に対し、事実や根拠に基づく執筆をお願いし、当社にて掲載内容に不適切な表記がないか、確認をしておりますが、医療及び健康管理上の事由など、その内容の正確性や有効性などについて何らかの保証をできるものではありません。
2.当コラムにおいて、医療及び健康管理関連の資格を持った方による助言、評価等を掲載する場合がありますが、それらもあくまでその方個人の見解であり、前項同様に内容の正確性や有効性などについて保証できるものではありません。
3.当コラムにおける情報は、執筆時点の情報であり、掲載後の状況により、内容の変更が生じる場合があります。
4.前各項に関する事項により読者の皆様に生じた何らかの損失、損害等について、当社は一切責任を負うものではありません。